【2020.12.25 更新】
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12月17日(木)10:30から橿原市コンベンションルーム(ミグランス)で第10回組合員理事交流会の講師として中桐万里子氏(二宮金次郎の7代目)をお招きし、「二宮金次郎から協同組合を学ぶ」をテーマに対面講演会とオンライン併用で開催し、49名の参加がありました。
新型コロナウイルスの感染予防のため3密を避け、㈱アステムの協力のもとでカメラを配置して見やすくし、オンラインで25名が参加しました。
本来であれば組合員理事交流として講演後4会員の理事の交流や中桐さんの講演を振り返り交流を深める予定でしたが感染予防のため、今回は講演のみとなりました。
参加者からは講演を自分なりに受けとめて今後の活動に活かしていける元気や気づきをいただいたようです。
<以下感想(抜粋)>
・生協は組合員の出資・運用によって成立しているのは周知のことですが、このことが生協を構成する絆であり二宮金次郎の報徳の思想の具体化であると思います。先生のお話は子育てについても、人と人とのつきあい方についてもその通りだと感じました。言葉に出す難しさもありますが、実は効果絶大ということ(言葉を云う)一番実践しやすいことだと思いますので、(言葉にだすこと)やってみようと思います。
・人として生きていくうえでとても大切なお話をきいたなあと思いました。今日の講演内容はどれもすばらしかった。時間があっという間に過ぎてしまいました。久しぶりに自分の人生をふりかえり、なぜ生きているのかと考えました。
・小学校に「二宮金次郎」の銅像があったことを思い出しました。小さな頃には理解できなかったのですが、今日のお話とてもよくわかりました。まずは知ること、そして行動すること」「観察が大事だということ」自身の生活を振り返った時、反省することが多くありました。色んなこと(すべてのこと)に向きあうことの大切さを考えたいと思いました。「減点法ではなく加点法で考えていくこと」小さなことを声に出してそれを生かしていくことを実践していきたいです。
・私の中で、小学校の中庭にあった「二宮金次郎」の像から金次郎さんは大人になっていませんでした。「ただ見る、だけでなくよく見る。時間軸を入れて見る、想像する」ことができていないことに気づいたことは衝撃でした。そしてあの二宮金次郎が協同組合とつながっていたとは!自然災害、困難を活かす。あきらめず、現実を見つめ考える。相手と向き合う。狩猟型ではなく、農業型、それが日本人の力。なんかすばらしいです。
「報徳」とは受けた恩に報いること。今まで恩を受けっぱなしと考えれば、これからまだまだすることがあります。生きるってそういうことか!中桐万里子さんのお話は「二宮金次郎」の伝記本を読むだけでは得られない魅力があり素敵でした。