10月29日（土）奈良県文化会館小ホールにて、一般財団法人再エネ協同基金の創設記念学習会が開催され、ならコープ役職員、組合員ほか再生可能エネルギーに関心がある方など160名が参加されました。

「地球温暖化問題と市民が参加する再生可能エネルギーの普及」と題して、再エネ協同基金の評議員会会長でもある和田武氏（和歌山大学客員教授、自然エネルギー市民の会代表）の講演があり、再エネ協同基金の瀧川理事長から役員の紹介がありました。
参加者は、和田武氏の再生可能エネルギー普及に市民が関わる意義について、ドイツやデンマークなどの先進地の事例を交えながらの熱意あるご講演に、熱心に耳を傾けました。

この一般財団法人再エネ協同基金は、「地域での再生可能エネルギーや省エネルギーを普及する事業をすすめ、自立分散型エネルギー社会の実現をめざし、持続可能な社会づくりと地域環境保全に寄与すること」を目的に、ならコープが2016年9月に設立しました。奈良県生協連の瀧川潔会長がこの財団法人の理事長に就任しています。
事業所の屋根などに設置した太陽光発電で得た売電収益の一部を基金に毎年寄付し、グループ会社も団体賛助会員として基金への寄付を行うとしています。2016年度の事業として、再生可能エネルギーおよび省エネルギー普及のため、太陽光熱利用設備を設置される方を対象に設置費用の一部を助成します。
同時に、財団法人を支援していただける賛助会員（再エネふれんず）を募集されています。詳しくは、財団ホームページで紹介しています。https://www.naracoop.or.jp/saiene/