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ピースアクションinなら2016を開催しました
わたしたちの未来の選択!~核兵器のない平和な世界~
9月17日(土)  奈良県社会福祉総合センター5階大会議室

【2016.09.21 更新】

9月17日、奈良県社会福祉総合センターにおいてピースアクションinならを開催しました(後援:奈良県、橿原市)。
講師の長崎大学核兵器廃絶研究センター准教授中村桂子先生が「核兵器をめぐる現状と次世代へのアプローチ」についてお話しされ、リレートークでは被爆者から若い世代まで4人の方がそれぞれの核兵器廃絶と平和の想いを語りました。今年5月に米国オバマ大統領が広島を訪問したことで日本国内でも世界でも核兵器廃絶への関心が一気に高まっている中、参加者65名が世界の核の現状を学び次世代への平和の願いをつなぎました。開催にあたって、日本原水爆被害者団体協議会からも「戦争のない平和な世界をともにつくりましょう」と応援のメッセージを頂戴しました。


中村先生は「国家の安全保障を考えると核抑止論に陥りますが本来の『人間』の安全保障から考える『人道的アプローチ』によって核兵器廃絶議論するべき」とし、国連で核兵器禁止条約交渉開始が議論されていることを説明されました。日本はじめ24か国が核の傘依存国ですが、世界の過半数が交渉開始に賛成したこの流れを止めることはできません。「唯一の被爆国日本の役割は非常に大きい。日本が変われば世界が変わるということを是非多くの人に伝えたい。未来はまさしく私たちが選択することができるのです」と市民の声と行動の重要性を強調されました。
リレートークでは、はじめに県内在住の被爆者の田中美枝子さんが長崎での被爆体験を語り、「原爆も戦争もあってはならないことを伝えていくのが体験した者の使命」と話されました。
続いてならコープエリア委員の山内美和子さんは「ヒロシマの旅」に参加して、子どもたちが大きくなったときに核兵器は絶対になくさなくては、という思いが一層強くなったと話されました。
奈良県立大学の長久実由さんは大学生協の活動「PeaceNow!長崎」に参加。街のフィールドワークや被爆者の講和、平和祈念式典など、五感で原爆や戦争を感じ「この旅が私の戦争体験となった」と報告しました。
また奈良県立大学の山下桃果さんが、大学生協学生委員が企画した「ピースナウ奈良」の報告で、「平和は、他人に事しないで身近に感じることが一番大事」とし、これからも身近に感じられる機会をつくっていきたいと述べられました。
最後に中村先生からも「各世代がそれぞれの役割を果たしていきましょう」と呼びかけられました。
参加者からは「核問題は動いていることを知り明るい気持ちになった。」「若い人たちが自分たちの問題として動いていることがとてもうれしく思った。」などの感想が寄せられました。

奈良県生活協同組合連合会

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