【2016.02.09 更新】
2月6日 奈良商工会議所 中会議室にて講師に高橋洋氏(都留文科大学 社会学科教授)をお迎えして、講演会「電力システム改革と再生可能エネルギー~市民が地域からできること」が開催されました。
会場は、定員いっぱいの91名が参加されました。県議会議員や市議会議員、県や市の行政やNPO、市民など様々な立場の方が参加され、4社の報道機関から取材がありました。
高橋先生からは、電力システム改革の概要、システム改革の進捗状況、欧州の電力システム改革と自然エネルギー、地域エネルギー事業の可能性、日本の再生可能エネルギーの展望などを大変わかりやすくお話していただきました。
休憩を挟んで、後半は回答の時間に充てられましたが、会場からたくさん出された質問に対して、豊田陽介氏(気候ネットワーク主任研究員)により、グループ分けしていただき、先生に答えていただきました。
COP21パリ会議に行かれた地球環境市民会議(CASA)の早川光俊氏に、「パリ協定」の意義を会場から少しお話していただきました。最後に高橋先生からメッセージを頂きました。
◆高橋洋先生からのメッセージ
消費者や有権者が声を上げることがきわめて重要です。今までは電力会社や国にお任せできたが、東日本大震災以降、電気も自分事であったと思われる市民は増えたはずです。
消費者であり市民であり有権者である皆さんが声をあげたことで社会が変わった側面もあります。日本に住んでいる人がどういう選択をするのか。それが自由化です。せっかく得た選択権です。選択権を適切に行使してほしいというのが私からのお願いです。
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講師の高橋洋先生 | コーディネーターの豊田陽介氏 |
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会場の様子 |