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第26回生協大会 ピースアクションinなら2015 を開催しました
~戦後・被爆70年 核兵器のない世界をめざして私たちができること~
2015年11月7日(土)  奈良県婦人会館

【2015.11.11 更新】

田中煕巳 日本原水爆被害者団体協議会事務局長
11月7日、多くの人とともに核兵器のない平和な世界への願いを共有するつどい「ピースアクションinなら2015」を奈良市内で開催しました。終戦・被爆70年の節目に当たる今年度は、平和活動を奈良県生協連の大きな柱としているため第26回生協大会と位置付け、奈良県、奈良市より後援をいただきました。会場には県内在住の被爆者の方をはじめ戦争体験のある世代から大学生まで幅広い年代の方、70人が参加しました。また、被爆地広島市、長崎市はじめ県内自治体から平和を願うメッセージと祝電が寄せられました。
はじめに広島市の被爆当時の姿を撮影したフィルムをもとに、母親の視点から核兵器の廃絶と平和の尊さを訴えた記録映画「ヒロシマ・母たちの祈り」を上映した後、日本原水爆被害者団体協議会の田中煕巳事務局長による講演「原爆被害の実相と70年間の被爆者の想いと行動」がありました。田中さんは 中学1年の時長崎で被爆し肉親5人を一度に亡くし野で荼毘に付し、その後貧苦の生活を強いられたことなど、ご自身の体験を通し原爆被害の恐ろしさを語られました。また日本被団協が60年間歩んできた運動の歴史について説明されました。被爆後10年間、被爆者は放置されたが第5福竜丸事件以降原水禁運動と連動して被団協の運動がはじまり、原爆特別措置法と原爆医療法を経て原爆被害者援護法が制定されたこと、核兵器廃絶を求め国連はじめ国際社会で被爆者の声を伝えてきたことなど、田中さんのお話を聴いて戦後の被爆者救援と核兵器廃絶運動の歩みを詳しく知ることができました。

トークコーナー
そのあと、組合員、学生や被爆者の方を交えたトークコーナー「戦後・被爆70年 未来に向けて」があり、村上泰三さん(奈良教育大学4回生、2015NPT再検討会議代表派遣)が進行役を務めました。広島で被爆された奈良市在住の松本有紀江さん、2015NPT再検討会議の生協代表団に参加した小比賀博美さん、奈良教育大学の平田海さん、奈良県立大学の山下桃果さんの4名がそれぞれの体験や平和に対する考えを語りました。最後に講師の田中さんが「経済優先の今の世の中は危うくなってきている。協同することを大切にして日本のこれからをつくっていければよい」とコメントしました。
 参加者は平和への想いをポストイットに書きとめ、後方パネルに貼りつけました。また参加者アンケートでは「お話を聴いて改めて原爆の悲惨さがわかった。」「若い人たちが真剣に考えているのがわかった。有意義だった。」「二度と過ちを繰り返さないために伝えていきたい」などの声が寄せられました。
 

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