【2015.10.06 更新】
10月2日、奈良県生協連主催で、昨年に引き続き、奈良県内の再生可能エネルギー発電施設の見学を実施しました。
前日の猛烈な低気圧の通過で、実施出来るか心配でしたが、東吉野村つくばね小水力発電所建設現場、大淀町にあるクリーンエナジー奈良(株)の吉野発電所(木質バイオマス)を見学させていただきました。
東吉野村では、「元気な東吉野村と林業をめざす会」が2011年にでき、かねてから林業再生が課題になっていました。再生プランの中で東吉野村の豊富な「水資源の活用」が検討され、大正3年から昭和38年まで稼働していた「つくばね発電所」を復活させ、売電によって得た収益を村の活性化のために使おうと「東吉野村小水力利用推進協議会」が発足、より具体化に向け「東吉野水力発電(株)」が2014年10月に設立しました。そして、2015年6月からいよいよ小水力発電所建設工事が着工され、2016年3月の完成をめざしています。建設資金は金融機関などからの借入金のほか、一部は市民ファンドでも調達する計画であり、5,250万円の市民ファンドを現在募集しています。ファンド会社の方もこられ、ファンドの説明も、お聞きしました。
現地を見て、現地の方の熱い思いをお聞きする事は、ファンドに投資するのにも、大きなきっかけになるのだと思います。東吉野村の木造の廃校を利用した「ふるさと村」での昼食もあたたかな雰囲気の中でいただきました。
大淀町馬佐の木質バイオマス発電所は昨年も木質チップ工場や貯木場を見学させていただきましたが、現在ほぼ外観は完成し、ボイラー点検を終え、もう間もなく稼動します。
規模こそ異なりますが、奈良県内で再生可能エネルギーを生みだそうと動き始めています。来年完成してから、また見学したいという要望が出されました。
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発電所 建設予定地の前での説明 | |
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取水口の見学 | 東吉野村の方との交流 森田代表取締役の説明 |
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木質バイオマス発電所(クリーンエナジー奈良吉野発電所) | 木質チップ工場 中谷所長さんの説明 |