【2015.07.07 更新】
7月4日(土)13:30 奈良商工会議所中ホール
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日本生協連和田専務理事 |
7月4日、今年4月から5月にかけニューヨーク国連本部でおこなわれた2015年NPT(核不拡散条約)再検討会議の生協代表団の活動報告会を、「ピースアクションをすすめる会(奈良県生協連と会員生協、ならコープ平和の会、同withユニセフの会)」の主催で開催、会場には80人の参加者が集まりました。
はじめに奈良県の生協からの代表、奈良県生協連代表の村上泰三さん(奈良教育大学4回生)とならコープ代表の小比賀博美さん(南エリア委員)が、現地ニューヨークでの活動を報告しました。聴き手となった奈良教育大学生協学生委員の大谷純太朗さんが、ニューヨークで感じたこと、わかったこと、いま伝えたいことを、ふたりに質問しました。NGO共同行動の平和パレードや学校での被爆証言活動、国連メキシコ代表部への要請活動等に参加した様子、再検討会議の傍聴の感想、国連ロビーでの原爆パネル展を訪れた9歳の男の子のエピソード等、ふたりはそれぞれ活動した内容や印象深かったことを話しました。
続いて生協代表団副団長である日本生協連の和田寿昭専務理事が、「2015年NPT再検討会議の成果と今後の課題」について基調講演を行いました。和田さんは「最終文書は採択されなかったものの核兵器の非人道性に関する国際世論が前進しつつあること」、「今回で最後の参加になるかも知れない被爆者の強い思いが大きな役割を果たしており、それをサポートする生協の存在感に期待もあること」などについて報告があり、今後も多くの市民を巻き込んで次世代につながる平和運動をすすめようと呼びかけました。
その後のグループワークでは、参加者同士が核兵器廃絶や「これからの平和」について思い思いに自分の考えを語り合いました。大学生の参加も多く、進行役を大学生が務めるグループが目立ち、世代を超えた交流が行われました。
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村上さん(左)と小比賀さん(右) | 会場の展示 |
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グループワーク | 話し合った内容をみんなで共有 |