【2014.11.05 更新】
2014年 10月29日(水)10:00~12:40 奈良県文化会館にて2014年度食の安全懇談会を開催し、37名が参加しました。
食品表示法が2013年6月28日に公布され、2015年6月ごろ施行される予定です。この食品表示法の制定により、これまでばらばらであった「食品衛生法」「JAS法」「健康増進法」に基づく表示に関する規定が統合され、目的含め食品の表示に関する包括的かつ一元的な制度が創設されることとなります。昨年末からの消費者委員会における食品表示基準の審議の進捗状況や、これまでの経緯についてお聞きし、食品表示について考える機会となりました。
「食品表示について~食品表示をめぐる最近の情勢とこれからの課題」として
日本生協連 安全政策推進本部部長鬼武 一夫氏から講演があり、奈良県における食品表示適正化の取り組みについて、奈良県くらし創造部消費・生活安全課の食品安全推進係の大月翼 氏、消費者行政係の夏秋智行氏から報告がありました。
近畿農政局奈良地域センターにおける食品表示の適正化に向けた取り組みとして、 奈良地域センター消費・安全グループ総括表示・規格指導官の中部久嗣氏より報告がありました。その後、質疑応答および各生協の食の安全に関する取り組み報告を行いました。実施したアンケートでは、「食品表示法の歴史をたどるとずいぶん変化してきていることがよく理解できた」「社会全体が食の安全を確保できるようになってほしい」「消費者も新しい食品表示法を学ばなければいけないと思った」「どこにこだわるのか考える力が試されているような気がします」などの感想が出されました。