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ピースアクションinなら 2014年3月8日(土)   奈良県中小企業会館 
竹本成德さん講演会 
さいごのトマト~ヒロシマをわたし自身の「ことば」で~

【2014.03.18 更新】

「ピースアクションをすすめる会」(奈良県生協連と会員生協、ならコープ平和の会、ならコープwithユニセフの会で構成)が3月8日、元日本生協連会長で兵庫県ユニセフ協会会長の竹本成德さんの講演会を奈良市内で開催しました。被爆者の方々の高齢化が進み体験を語り継いでいくことが今一番大切な課題といわれるなか、小中学生の参加も含めて会場には100名を超える参加者があつまり、核兵器のない平和な世界を次世代へつなぐ一歩を考える機会となりました。

竹本成德さん
◆昭和20年8月6日原子爆弾が広島の街に投下されたとき、当時旧制中学生だった竹本さんは市街中心部で被爆しましたが奇跡的に助かりました。この時のご自身の体験をご自身のことばで語っていただきました。この内容は著書「さいごのトマト」にも書き留めておられます。
◆最初に被爆した日の足跡をたどったDVDを上映したあと、奇跡的に一命を守れたこと、多くの級友が犠牲になったこと、火の海から逃れ家族と再会するまでのこと、そして次の日にお姉さまをなくされたことなど、24時間のうちの出来事を鮮明に語られました。その語り口は大変力強く、人類史上最悪のあやまちである原爆投下への怒りと命の重さ尊さといったものが熱く参加者の心に伝わりました。奇跡的に生き残った者として被爆体験をしっかりと語り継ぐ責任があると言われ、「核兵器を未来永劫二度と作っていはいけない、使っていはいけない」「核のない平和な社会をつくっていくために、それぞれができることをやっていきましょう」と会場に呼びかけられました。
◆講演に先立って、主催者であるピースアクションをすすめる会の取り組み報告が奈良県生協連辻専務からあり、平和首長会議総会の参加やこれまでのピースアクションの取り組みなどについて紹介しました。
◆また会場後方には展示コーナーも設置し、原爆パネルの展示やすすめる会の活動など、来場者への情報提供を行いました。

展示コーナー
参加者アンケートより

★平和はつくっていくもの、築いていくもの。実感しています。言葉にしなければ暗黙の了解になってしまう。
★次の機会があれば息子を連れて来て話しを聞かせたいと思います。前の席の小学生の涙ぐんだ目を見て、語る力を感じました。
★かくへいきにはぜったいはんたい。せかいからかくへいきをなくさないとだめだと思う。おはなししてくれてありがとうございました。(8歳)
★「二度とあやまちをおかしません」は誰が誰に言っているのか という言葉…先生がおっしゃたように私たち、今生きている私たちが犠牲になった人たちへの誓いの言葉だとあらためて思います。私たち全人類が誓わなければならないと思いました。

奈良県生活協同組合連合会

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