【2013.09.23 更新】
第8回平和市長会議総会が今年は8月3日から6日まで広島国際会議場で開催され、奈良県生協連と諸団体で活動している「ピースアクションをすすめる会」メンバー3名が8月4日の会議を傍聴しました。
テーマは 「核兵器のない世界」の実現を目指して-「ヒロシマ・ナガサキの心」を世界に-で、ヒロシマアピールが採択されたほか、行動計画が議決されました。会期を通して157都市から加盟都市、各国政府、自治体組織・NGO等合計305人が参加したとのことで、平和記念式典を前に4日の広島の街はにぎわっていました。
会議の参加を通して、世界中で被爆証言など核兵器廃絶の取り組みが市民と行政との連携で行われていることがわかりました。会議Ⅲ「平和市長会議の地域のグループ化と市民と連携した取り組みの推進」では各国の加盟都市から、市民とともにすすめる核兵器廃絶と平和の取り組み報告がありました。日本からも枚方市と綾部市の市長の発言があり、積極的な取り組みが報告されました。平和市長会議では今後、地域グループによる運営で活動の活性化を目指しています。
「市民団体と被爆者団体たちとの対話集会」では被爆者の坪井直さん、広島県被団協事務局長 大越和郎さん、広島県生協連会長の岡村信秀さん、広島女学院高校の三名の生徒の皆さんから、それぞれこれまでの取り組みの報告や問題提起がありました。女子高校生によるスピーチでは、様々な場面での平和教育の在り方のアイデアが示され、平和教育の担い手になっていくこれからの世代に会場から大きな拍手が送られました。