【2013.04.01 更新】
3月16日、奈良商工会議所でピースアクションinならを開催しました。
核兵器廃絶を世界に発信する「平和市長会議」の事務局でもある(公財)広島平和文化センター理事長のスティーブン・リーパーさんを講師に迎え、核兵器をめぐる最新の国際情勢を教えていただきました。今世界では新たな動きが始まっているというリーパーさんの話に60名を超える参加者は熱心に耳を傾けました。今回は奈良県と奈良市の後援をいただき、奈良県消費・生活安全課森藤勝彦課長と小城利重斑鳩町長のご参加がありました。また17の市町村からは応援メッセージが寄せられました。
リーパーさんは「一部の人だけが得をして勝ち負けばかりを考える『戦争文化』を卒業して、だれもが幸せになることを願う『平和文化』に転換が必要である」ことを力説され、3月にノルウェーのオスロでの会議で核兵器禁止条約実現に向けた新たな動きが始まったことについて大きな期待とともに説明、そして日本の動きがカギを握るので市民からも声を上げることの大切さを語られました。
当日ご参加いただいた小城利重斑鳩町長、奈良教育大学の松本顕良さん、奈良YMCA元総主事の藤井辰男さんがそれぞれに平和への思いや取り組みなどについて述べられ、また会場からも活発な意見が出されるなど、奈良の地で平和と核兵器廃絶について大いに語り合うつどいとなりました。