【2012.08.09 更新】
福島の子どもたちに関西で思いっきり遊んでもらいました
福島第1原発の事故の影響で、屋外で自由に遊べない子どもたちに、のびのびと遊んでもらおうと、福島の生協連から全国の生協に発信され、コープしが、奈良県生協連、ならコープ、大阪府生協連が協力して、関西3府県で企画実施しました。7月31日から8月5日までの行程で、49名(小学校3~6年生)の子どもたちを受け入れ、滋賀、奈良、大阪を回り、夏休みの数日を関西で過ごしました。
行程表
7/31(火)福島駅8:30発→郡山駅9:00発→長浜ドーム宿泊研修館18:00 ウエルカムパーティ
8/1(水)9:00出発→マキノ高原(バーベキュー、魚つかみ、宝探しなど)→18:00 宿泊
8/2(木)8:30出発→10:30出航(びわ湖クルーズ・ビアンカ)14:30下船→奈良へ
→17:00奈良県立野外活動センター 夕食(カレー、福島やきそば)、キャンプファイヤー(花火・レーザーショー)
8/3(金) 金魚すくい大会 流しそうめん→12:30出発 奈良公園13:30着(東大寺大仏殿、鹿あそび、散策)→大阪へ出発15:30→ 宿泊
8/4(土) 大阪ユニバーサル・スタジオ・ジャパン9:00~18:00 上方温泉にて入浴と夕食 → 福島へ出発
8/5(日) 6:00福島着
奈良では
近畿労働金庫、奈良県被災者の会、社会福祉法人協同福祉会、奈良県立野外活動センター、小山煙火、東大寺、ボランティア朱雀のご協力をいただきました。
野外活動センターでは、夕食のカレーや福島焼きそばをおなか一杯食べ、キャンプファイヤーを楽しみました。また、今回特別に用意していただいた打ち上げ花火とレーザーショーにも歓声が上がっていました。
翌日は、フィールドアスレチックで久しぶりに体を動かし、大和郡山名物の金魚すくい大会も楽しんでもらいました。流しそうめんの昼食後、東大寺大仏殿で歴史の説明を受け大仏さんを見学、無病息災のご利益があるといわれる柱の穴をくぐりました。奈良公園では、多くの鹿に圧倒されながらも初めて見る鹿と楽しく遊び、奈良でのたくさんの思い出を持って、大阪に元気よくバトンタッチしました。
参加者のお母さんから、メッセージが届きました。
「大変お世話になりました。子どもたちを福島から離したくても、どうする事も出来ず、日々暮らしておりました。家の中の線量も高く頭を痛めております。
夏休み沢山の愛情をありがとうございました。お世話になったことを思い出して、子どもたちを頑張らせたいと思います。本当にありがとうございました。」