【2010.12.10 更新】
~みんなでひろげよう 協同の心を~
11月20日、奈良ロイヤルホテルにて奈良県生活協同組合連合会20周年記念式典が開催され、130名の方にご出席いただきました。瀧川潔会長より行政や議会、友誼団体、生協近畿府県連の仲間、会員生協への感謝の挨拶の後、来賓の皆様からご祝辞をいただきました。
出口武男県議会議長からは、生協の食品の安全・食育活動や環境、防災の取り組みなどへの感謝の言葉をいただきました。永田正利協同組合連絡協議会委員長からは協同組合の日頃の連携した取り組みのご紹介とともにTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に対する農畜産業への影響などの懸念に対して協同組合として連帯して取り組みたい決意を述べられ、日本生協連山下俊史会長からはこの20年間の生協の状況変化など、社会の期待と責任の重要性、奈良県連への期待の言葉をいただきました。県選出国会議員(代理)、ご出席の県会議員のご紹介をし、仲川げん奈良市長のメッセ-ジをご紹介しました。
荒井知事『奈良の未来』を語る
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ご講演を頂戴した 奈良県知事 荒井正吾様 |
記念講演として奈良県知事荒井正吾様より『奈良の未来を語る』と題して、5つの構想案から『安心して健やかに暮らせる健康長寿県 奈良』をめざす『健やかに生きる』構想の4つの目標①地域医療の充実 ②健やかな暮らしづくり ③いきいきと暮らせるまちづくり ④スポーツの振興について、資料に基づいてお話いただきました。
知事ご自身「チョッと熱くなり過ぎました」とおっしゃるほどに熱弁を振るわれました。
組合員参加による『知事と語ろう』
知事の講演後、会員生協より学生を中心に11名の組合員が登場し、それぞれ知事さんに聞いてみたい事をフリップに記入して質問しました。質問は「知事さんはどんな仕事を?」や「日頃、どんな勉強しているの?」、「奈良の寺社の周りは淋しい」や「奈良の魅力はどこですか?」「どのようにPRしているの?」、「若い農業者を育てること」や「野菜をもっと食べる食生活」、「安心して子育てできる地域づくり」など知事さんの日常や県の政策にかかわることなどの質問もありましたが、「吉野で就職したいので知事さん、私のために何とかして!」「県立大に大講義室をつくって!」など、具体的な質問や「人生を変えた1冊の本を紹介して」など、会場を沸かす質問もありました。
荒井知事からは全ての質問にお答えいただき、奈良の自慢は歴史であること、県立大学を東アジア文化の拠点にしたいという構想、人の出会いや言葉の大切さなど思い出に触れ語っていただきました。最後に「生協もみなさんも勇気をもってあるがまま進まれてはどうか」と締めくくられました
レセプションで和やかに交流
午後からはご来賓の国会議員を代表して民主党滝実議員からご挨拶いただき、自民党田野瀬議員からのメッセージとご出席いただいた民主党中村哲治議員をご紹介、森林組合連合会の山本陽一会長理事の乾杯で和やかに懇談を進めました。天理大学雅楽部による舞楽「青海波(せいがいは)」の公演が平城遷都1300年にふさわしく会場を盛り上げ、パワーポイントで奈良県連の20年を振り返りました。
当日は20周年記念誌と機関誌「共生」の表紙を飾っている『万葉のいぶきを求めて』(桂琢三氏による県内を謳った万葉歌とその地の訪問エッセー)をまとめた冊子を配布しました。