【2010.09.27 更新】
8月23日(月)に第2回食の安全懇談会が奈良県婦人会館で開催され、30名の方が参加されました。「奈良県の畜産物の安全確保の取り組みについて」奈良県農林部畜産課防疫衛生係係長 浦田博文氏に、「滋賀県食の安全・安心推進条例の取り組みについて」 コープしが 経営企画室統括マネージャー 佐原正哉氏にご報告いただきました。浦田博文氏からは、奈良県の畜産業の概要や国内防疫の取り組み(飼育衛生管理基準、特定家畜伝染病防疫指針、鳥インフルエンザ対策、BSE対策)の紹介、奈良県における畜産物の安全確保の取り組み(家畜防疫事業、病性鑑定事業)や、食の安全・安心確保のための生産現場での衛生確保や検査など取組みについて紹介されました。
佐原正哉氏からは、滋賀県食の安全・安心推進条例制定までの取り組みの経過と条例要項の概要とポイントの説明がありました。条例は、理念条例ではなく、ある程度の規制も入れ、環境こだわり農業・滋賀県版HACCPの推進、地産地消・食育視点の「近い食」推進条例、今日的な危機管理に対する報告義務制度やリスコミュニケーション、県民の申し出制度を設け、審議会を位置づけたこと等が特徴となっています。