【2008.08.14 更新】
「継承と警鐘~ヒロシマのねがいを世界へ~」
去る8月4日~6日の3日間広島原爆ドーム周辺会場において、日生協と広島県連による「2008ヒロシマ虹のひろば」を中心に、被爆証言や碑めぐり、親子ピースフォーラム等標記テーマに基づいた様々な企画が分散的に開催されました。
県連事務局は4日「感じたことを手紙に書こう」をテーマにしたプログラムに参加。全国から生協関係者、組合員約30名が参加する中、前段語り部として1934年生まれ、当時10歳、国民学校5年生のときに被爆された瀬木正孝さん(ヒロシマ被爆者援護会 理事長)の被爆の証言を聞きました。当時の生々しい状況について体験者でしか語れないお話は参加者の心に平和への思いを訴え、差別に屈せず風化させないために語り部に取組む決意が語られるとともに、特に人としての人間性を狂わす戦争の恐怖に、核廃絶とともに戦争はしてはいけないと強調されたことが印象的でした。合わせて、出来ることとして、人への思いやりを大切にすること、より多くの人に伝えることを呼びかけられました。
最後に、各参加者が感じたことや考えたことについて、会場から自分の伝えたい人に手紙を書き、被爆体験に継承についても考え合いました。