【2007.10.09 更新】
「平和文化の構築」-核兵器廃絶に向けて-
10月8日県文化会館小ホールにて(財)奈良YMCA主催、奈良県生協連も後援参加した「第22回反核・平和の集い」が開催されました。YMCA関係者や一般参加者含め約120名が参加、奈良YMCA混声合唱団“コール・マスキール”による平和の願いを歌に!をタイトルに合唱が披露され、ヒロシマ平和文化センター理事長スティーブン・リーパー氏による「平和文化の構築」-核兵器廃絶に向けて-をテーマに基調講演が行われました。同氏は、母国アメリカで101箇所の原爆展開催や意見広告を検討していることの報告があり、力の対立において核の脅威に対して認識の高まりがある中、戦争の文化では、物事を決めることは出来ないこと。平和の文化によるギブアップしないで話し合いを続けることが必要であること。また、都市部での非核宣言活動や市長会議署名活動に対して、草の根運動の広がりが重要で、そこでの日本の役割の重要性について強調されました。それとともに世界格差に見る飢えと貧困は、関心が無いために起こる。すべてに平等の条件がある点で、努力しなければ解決しないと訴えました。