【2024.920 更新】
9月17日、学習会「機能性表示食品を改めて考える」を南都銀行大宮支店4階の南都商事新大宮セミナールームで開催し、奈良県薬務・衛生課の方や会員生協の理事や職員、事務局含め38名が参加されました。
多くの国民が少しでも健康になればと気軽に口にしている機能性表示食品ですが、今年3月小林製薬の「紅麹」の成分が含まれた健康食品をめぐって、摂取したあと腎臓の病気を発症して大きな健康被害が発生しました。関連商品の回収が進められ、その後死亡者の報告も出され全国で健康被害の訴えが相次ぎ、機能性表示食品の制度が見直されました。「機能性表示食品」という新しい制度ができたのは2015年4月。スタート時から安全性に問題がある製品が世に出るのではないかと複数の専門家が警告を出されていたそうです。そのお一人である森田満樹さん(一般社団法人 Food Communication Compass)を講師にお招きし、改めて消費者から見た機能性表示食品について、定義と基礎知識、トクホとの違い、機能性や安全性の根拠など、科学的な知見から全体像と課題を学びました。