「労働者協同組合法」が2020年12月4日に、第203回臨時国会において、前回一致で成立、同月11日に交付されました。これを受けて、4月10日に「労働者協同組合法」成立記念フォーラムが春日野国際フォーラムで13：00～16：30までリアルとオンラインで開催され、奈良県生協連も参加しました。開催趣旨は、「労働者協同組合法」を広く知っていただき、暮らしにどう関り何ができるかを考える機会としています。
井上真理子奈良エリアマネージャーの司会で前田圭一本部長（関西事業本部）の開催挨拶の後、坂本美和現場責任者（桜井地域福祉事務所）から「おせっかいサポーター養成講座」の活動報告、高成田健事務局長（ワーカーズコープ連合会）から「労働者協同組合法」について報告がありました。
トークセッションは、尾上喜信専務理事（ＪＡ奈良中央会）、馬場義竜代表理事（はんしんワーカーズ）、森会長（奈良県生協連）から取り組み報告と「労働者協同組合法」についての期待を述べました。藤田徹副理事長（ワーカーズコープセンター）のコーディネートのもとで質疑と山中敦史知事公室審議官/総務部次長（前県雇用政策課長）から労働白書を基にした人口動向の見通しや「労働者協同組合法」への展望について報告があり、内容を深めました。　
コロナ禍で地域社会が困難な状況にある中で各団体や協同組合がつながって連携が進み、共同（協同）社会を創りあげることの必要性を認識し、労働について深め“働くこと”の意味を考える機会になりました。