9月27日（日）奈良女子大学、奈良教育大学、奈良県立大学の学生委員11名の実行委員会が企画・主催する「Ｐｅａｃｅ　Ｎｏｗ！奈良2020」が開催され、学生委員25名、ならコープ、コープ自然派奈良、奈良県生協連や大学生協職員9名が参加しました。
5回目となった今回は当初6月の予定でしたがコロナ禍で開催さえ危ぶまれましたが実行委員の皆さんが奮闘され、奈良県生協連が㈱アステムの協力を得て微力ながら支援しました。
今回の獲得目標は「平和について自分で考えられるようになる」とし、参加者はオンライン（ＺＯＯＭ）で開催されました。開田輝実行委員長の挨拶とアイスブレイクの後、戦争跡地のフィールド・ワークは奈良教育大周辺の奈良聯隊（れんたい）記念碑、興福寺「花之松の碑」、奈良県立大側のお地蔵様付近の空襲被害を物語る戦争遺跡について実行委員が実況中継し、各ポイントの説明と各自の考え・思いを参加者へ伝えました。また、吉川好胤先生による説明で奈良の戦争跡地をについて詳しく学びました。次に奈良で空襲にあわれた鈴木知英子さんからお話を聞きました。毎年工夫を凝らしてパワーポイントで話され、苦しい戦争体験から二度とは戦争は繰り返してはいけない、平和の大切さの思いが伝わりました。鈴木さんは88歳ですが戦争体験を語って50年になるとのことで平和の大切さをあらためて知る機会になりました。事前に配信された「ぴーなら図書館」は平和のコンテンツ（絵本・歌・教科書など）を閲覧して漫然とした平和の知識・関心を高めてグループ・ワークで深め合いました。
　例年のように戦跡めぐり、戦争体験者の報告、グループワークなど全てオンラインで開催しましたが、大きなトラブルもなくみんなで戦争に関する思いをあらたにしました。