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映画「星に語りて~Starry Sky~」を上映しました。

【2021.03.15 更新】

<会場風景><田﨑飛鳥さんの絵画展示>
きょうされん40周年企画映画「星に語りて~Starry Sky~」を奈良県文化会館小ホールで上映し、71名(スタッフ13名含む)の方が参加しました。
『「田﨑飛鳥絵画展」を奈良で実現する会(ならコープ有志3名)』、きょされん(旧称:共同作業者全国連絡会)奈良支部と共催での企画でした。
きょうされんの震災時の活動を記した書籍の展示、南相馬から被災して奈良に避難してこられた「のまはら」(旧:奈良県被災者の会)の現在の活動紹介、映画のモデルでもあった田﨑飛鳥さんの絵画3点、奈良県生協連や、各会員生協や奈良の大学生たちの復興支援の取り組みをパネルに展示しました。
映画では、被災当時、個人情報保護法が障がい者の安否確認や支援の壁になり、いかにその壁を打ち破り、全国からの支援や調査活動に結び付いたか、いかに障がい者支援をしていったかなどについて描かれていた。東日本大震災時に障がい者が取り残された状況とその支援の取り組み、復興支援についてたくさんの感想が寄せらました。

「田﨑飛鳥絵画展」を奈良で実現する会より
二つの出会いが教えてくれた「被災地を忘れない」
岩手県陸前高田市の田﨑飛鳥さんの絵との出会いは、ならコープの東日本大震災支援活動(ボランティアバス)を機に交流を始めた同市在住で現在91歳のSさんからのご紹介でした。田﨑さんのご自宅で見せていただいた、被災後初めて描かれた「希望の一本松」に“絵が語っている‼”の衝撃。被災された方の心を語る絵の力を被災地から遠く離れた奈良の人々に届けたい、“被災地を忘れない”を共有したいと、奈良での絵画展を企画し、2017年3月多くの個人・団体の賛同と協力を得て、絵画展を開催しました。
 そして、一昨年秋、大震災の中での障がい者がどのようであったかと支援者の活動を記録した映画「星に語りて~Starry Sky~」が、知的障がいをもつ飛鳥さんと通所される施設がモデルに描かれたことを知りました。映画の中の「障がい者が消えた」の言葉…避難所に障がい者がいない、なぜ?…支援者たちは障がい者を探しに奔走します。映画は、陸前高田市と原発事故による避難指示が出された南相馬市での支援活動を描いています。

 震災から10年、私たちは復興がどこまで進んだかに目を向けがちですが、誰もがいつどこで災害に遭うかわかりません。そして、今、世界中で取り組むSDGsに掲げられた「誰一人も取り残さない社会」の実現は、まず社会の中の弱い人たちから目を反らさないことです。この映画は、あらためて、災害時に何が大事か、何をしなければならないかを考えさせてくれます。
 映画会は終わりましたが、まだまだ観る機会はあります。自分たちで上映会を企画することもできます。ぜひ、もっともっと多くの方に観ていただいて、誰も取り残さない社会をつくる一助になればと思います。みんなで協同しましょう。
 

奈良県生活協同組合連合会

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